先日、NVIDIAからNVIDIA ISS(Image Scaling and Sharpening)が発表されました。
ゲーム画面を低い解像度でレンダリングし、それをアップスケーラーで超解像処理してから出力するといったもので、DLSSと似たような技術となっています。
ただし、今回の技術はDLSSとは違いGTX900シリーズ(GTX 750/750 Tiも?)まで使用可能となっています。
又、DLSSではゲーム側の対応が必要でしたが、NVIDIA ISSでは必要ありません。
今回はNVIDIA ISSのやり方と、いくつか注意点を紹介していきます。
目次
NVIDIA ISSのやり方
まずはGPUのドライバを最新バージョンにしてください。

まずはNVIDIAコントロールパネルから3D設定の管理を開いて、イメージスケーリングをオンにしておきましょう。先鋭化はそのまま、オーバーレイインジケータはチェックを外しててOKです。

しつこいようですが、GPUのドライバを最新バージョンにしてください。(私は最初アップデートのし忘れで顔真っ赤になりました。)
次にGeforce Experienceの右上にある歯車アイコンをクリックして、試験的機能のチェックボックスをオンにして再起動します。

そしてまた歯車アイコンをクリックし、スクロールするとイメージスケーリングの項目があるので①クリックしてオンにする。
レンダリング解像度や先鋭化は自分のスペックなどと相談しながら設定していけば良いが、決められない方にはレンダリング解像度を85%、先鋭化を40%にしておけば良い。
これらの設定をした後、ゲーム内解像度に1632×918や1477×831などが表れているのでそれを選択。
これで完了です。
少しボケがあって気になる場合はAlt+F3で先鋭化の設定を弄りましょう。
NVIDIA ISSでどれくらい画質は変わる?
早速どれくらい画質に変化があるか比較していきましょう。

これがNVIDIA ISSを使ったもの。(解像度1632×918で先鋭化40%)

少し撮影場所がずれてて申し訳ないですが、こっちが特に何もしていない解像度1920×1080

正直違いが分からないwましてや戦闘中だと意識することは無さそう
ではここで少し細かく見ていきましょう。


やはり細かく見ると多少は画質の劣化が見られますが、大雑把にみると遜色なしです。
FPSなどの画質重視しないゲームでは積極的に使っていきたい機能ですね。
NVIDIA ISSにおける注意点
ウィンドウモードで動かす場合は追加設定

ゲームをウィンドウモードでプレイする場合は、NVIDIAコントロールパネルでスケーリングされた解像度を選択しましょう。
1080p環境でスケーリングされた720pを選択しても画面の信号は1080pのままなので、画面いっぱいにはゲーム画面が表示されなくなります。
高スぺグラボには効果がほぼ無い
例えば1080p環境にてRTX3070を使っている場合、ほとんどのゲームは余裕で動かせますよね。
そこから解像度を下げてもせいぜいVRAM使用率が下がって安定しやすくなるだけで、フレームレートに関しては頭打ちのためほぼ変わらない結果となります。
ただ、GTX1060等昔のグラボを使っている人は40fpsほど上がったとの声が上がっています。
つまり今回恩恵があるのはギリギリのPCスペックでゲームをしている層の方ですね。
みんなの反応まとめ
NVIDIA ISS悪くはないけど、1632×918に解像度下げて、6-7%FPS上がるのをどれだけ重要視するのかって感じだった。
NVIDIA ISS試したんだけど全く変わらんわ GTX970だからなのか知らんけど5fps上がっただけでほぼ誤差 マルチモニターとの相性も悪いし必要ないね
Nvidia issすげぇわ いままでGTX1070のWQHDで90FPSぐらいだったけどHD画質まで下げたら165張り付くようになったわ
NVIDIA ISSヤバいマジでフレームレート40くらい上がったw
控えめに言ってゴミやね いいPC持ってるならやるとデメリットしかない 144でないPCでゲームやってる人向けの機能って印象受けた
nvidia iss はgtx10代以下なら恩恵受けるかな
まとめ
NVIDIA ISSは低スぺPCユーザ向けで、高スぺユーザは大人しくDLSSを使っておけってことっぽいですね。
半導体不足でGPUが買えないって人への救済措置って感じなのでしょうかね。
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