安全確保支援士試験とは、IPAが実施している情報処理技術者試験のスキルレベル4である高度試験のことです。

今回はその試験に合格したので、多くの方が気になる午後の勉強方法やおすすめの参考書等のノウハウを紹介していきます。

まあまあまずまずな結果でした。
スペック
まずは私の高いスペックを紹介。
今年の初めに基本情報を合格。
簡単すぎて(試験初のCBTで合格率が50%近くになった)危機感を覚えたため4月に応用情報合格。
流れが来てるかもしれないと思い、安全確保支援士も受験し合格を見事勝ち取ってしまう。

一見スペックが高そうですが、実は大学に行ってないですし日本の半数は私より勉強できると思います。
勉強時間・期間
勉強時間は約100時間といったところでしょうか。
といっても基本、応用と、連続で試験を受けている身なので見方を変えると勉強時間は約500時間となるかもしれません。
勉強期間は約4ヶ月です。

大体4ヶ月で100時間?ちょっとサボってた?
違います。そしてここに合格の秘訣があるのかもしれないと思っています。
勉強の仕方
4ヶ月で100時間…大体1日1時間勉強ということになります。
そう!1日約1時間を毎日継続したのです。
毎日1時間前後の区切りがいいところまで参考書を読む!ノートに書く!
これだけです。
安全確保支援士もやる気がありましたが、APEXというゲームも沢山したかったのでこの勉強方法でいきました。
これだけで粗方の基本知識は備えることができました。
勿論このやり方は万人に合うわけではないと思いますが、現在まで無理やり詰め込む勉強をしてきた方は発想の転換で試してみてください。
午前の勉強方法
さて、参考書で基本的な知識は抑えることができましたが、これだけでは実際の試験だと通用しにくいです。
まずは午前の勉強法ですが、ひたすら過去問を解いてください。

過去問を解くときは”情報処理安全確保支援士ドットコム”が圧倒的に便利。ここだけで午前は対策できます。
ただし、過去2回分(令和3年秋の試験なら令和3年春、令和2年秋)の午前問題は出ません。
したがってそれより過去の問題を10回分x2周すればほぼ大丈夫です。(目安として9割以上は解けるようになりましょう)
午前で落ちるのはただの勉強不足です。
午後の勉強方法
長い文章に慣れておくのと運くらいしかありません。
午後の勉強に取り掛かることにはある程度の知識がついていると思うので、後はひたすら長文読解ができるようになりましょう。
高度試験の午後問題、特に午後2は問題文だけで10ページ近くあり、長文に慣れていない場合普通に死にます。
今のところ安全確保支援士の午後問題は、ある程度の技術に関しては補足説明がついてくるので、長文読解の能力が一番必要になってきます。
慣れ方はひたすら過去問をしていく形で大丈夫です。ただし、同じ問題を複数回するのは意味無く感じます。
強制はしませんが、既に解いたことがあるとどうしても文章を読み飛ばしがちになるので、長文になれるという意味ではとても非効率ではないかと思います。
それと運の要素も応用情報程ではありませんが、多少あります。
午後では選択問題になるのですが、自分が選ばなかった問題がめちゃくちゃ簡単だったという可能性があります。
応用情報程選択肢はありませんが、試験前は祈りましょう。

私は無神論者ですけどね。
応用情報を飛ばしてこの試験を受けるのはアリ?
時々この質問を目にします。
結論からいくと、基本情報は持ってる&セキュリティの道に進むと決めている場合ならアリです。
しかし基本情報と比べて難易度はかなり高くなるため(文章は長く、回答も記述になるので)、かなり勉強しなければなりません。
さらに応用情報に受かっていれば1年は高度試験の午前1が免除されます。これが結構大きいです。
よほど生き急いでいる方でないなら、一度応用情報を受験してみた方がいいと思います。
おすすめの参考書
特にないです。

フリマなどで売ってる1年前の型落ち参考書で問題ないです。
ただでさえ試験が値上がりしているので、基本のインプットは安くすませましょう。
自分もその型落ち参考書で受かっているので安心してください!
しかし参考書だけですと、あまり深いところまで書いてなかったりします。
そこでYouTubeです。
この方は特に試験で助けられていて、細かいところまで分かりやすく説明しているのでかなりおすすめです。しかも無料。
他の人が暗号書などの書物もお勧めしているのを見かけますが、試験合格だけなら必要ないです。
まとめ
今回は安全確保支援士試験についてのノウハウを紹介しました。
とりあえず言えることは”頑張れば受かる”です。
セミナーや参考書にいくら金をかけようと自分が頑張らなければ受からない試験です。
これを見た瞬間から既に勝負は始まっています。
後悔しないよう頑張っていきましょう。
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