家電で知られるバルミューダ(BALMUDA)が、つい最近スマホ参入を発表しました。しかし世間の評価は良いとは言えず、むしろ悪いとも言えます。そこで今回は、BALMUDA Phone(以下バルミューダフォン)の何が悪かったのかを解説していきます。
まず本当に叩かれているのか?

一部の声がでかいネット民が叩いているだけなのでは?
最初に疑うべきはここですね。
しかし株価を見ると、ちゃんとした世間の評価だと分かってしまいますね。

バルミューダフォンの発表は11/16。
この下がり様はもはや芸術です。
何がいけなかったのか
このような結果になったのは原因がいくつかあるはずです。
おそらくこれだろうと考えられる原因を挙げていきます。
高い
高いです。それも、とてつもなく。
SIMフリーモデルの価格は10万4800円。

ベイビーへの給付金10万円でも買えないのかよw

iPhone13の方が安い…
スペックが低い
値段の割にスペックが低いです。
バルミューダフォンより少し安いiPhone 13 128GBモデルと比較してみましょう。
iPhone 13 | バルミューダフォン | |
ディスプレイサイズ/解像度 | 5.4インチ/2,340 x 1,080 | 4.9インチ/1,920 x 1,080 |
CPU ※1 | A15 bionic | Qualcomm® Snapdragon™765 |
RAM | 4GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
バッテリー容量 | 3,227mAh | 2,500mAh |
充電時間 | 60分 ※2 | 90分 |
防水・防塵性能 ※3 | IP68 | IP44 |
保証期間 | 1年+AppleCare | 1年 |
※1 名称だけでは比較しにくいですね。という訳でAntutuのベンチマーク結果で比較しましょう
まずはA15 bionicのスコアから。

オレンジ色(下から2つめ)です。総合性能は818,321点。
次にQualcomm® Snapdragon™765(画像は765Gでゲーミング向けなので少しスコアは高い)

一番上です。ベンチマークソフトのバージョンが違うので大体+50,000点した356,972点が総合性能です。

倍以上じゃないか…
倍以上ですね…
※2 Apple公式の”30分で50%充電”を単純計算したものです。
※3 防水・防塵性能の企画を表す規格ですが、もう少し詳しく解説します。
まずはiPhone 13のIP68から。
IP68粉塵が入らず、水没時も内部に水が浸入しないレベルです。
IP44は直径1mm以上の固形物が入らず、あらゆる方向からの飛沫による悪影響がないレベルです。
どれくらいのレベル差かは以下の画像を見た方が分かりやすいかもしれません。



ナニコレ。iPhoneの宣伝ページですか?
書いているうちにiPhone13が欲しくなってきました。
バルミューダフォンはiPhone13と比較して、約2倍性能差があると言ってしまってもいいでしょう。
しかもお値段そのままで、コスパ重視の人は発狂しています。
妥協している

>>0.1インチ刻みで最良なサイズを探索した結果、4.8インチという結論に至ったとのこと。しかし、4.8インチでは部品が入り切らなかったため、4.9インチで製品を完成させたといいます。
もはやデザインしか誇れる所ないのではないか?と思うかもしれませんが、そこも妥協されてあります。
社長も使わない
11/10時点ではバルミューダの社長である寺尾氏もですらTwitter for iPhoneです。
次のツイートがTwitter for Androidになっていることを願います。
何がいいのか分からない

無理やり黄金比にしていい所を作ってあげました。
いい点も書こうと思ったのですが、見つからなかったのでやめます。
まとめ
今回はバルミューダフォンについてまとめさせていただきました。
子供ケータイみたいな見た目とは裏腹に価格は10万円超えとインパクトのある商品が世に解き放たれてしまいました。
恐らくユーザ対象は店舗に訪れるかなりの情弱かと思います。適当に日本製って言っておけば売れそうですしね。
まあ数年後評価がひっくり返るかもしれないので念のため掌も返す準備を少ししておきます。
ちなみに買いません。
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