【自作PC】意外と奥が深い!電源ユニットの選び方!!

自作PC

今回は自作PCにおいて、電源ユニットの選び方を解説していきます。

電源ユニットはCPU、GPU等のパーツに比べると地味で、特に自作PC初心者の方からは軽視されがちなPCパーツではないでしょうか。

実は電源ユニットはPCの心臓と言われるほど重要なパーツで、適当なものを選んでしまうと火事やPC全体の故障の原因となってしまいます。

覇王
覇王

電源、直接性能には関係ないと舐めてかかると痛い目を見るかもしれませんよ!

PCにおいて、電源が重要な理由

覇王
覇王

電源ユニットってコンセントからの電気を分けてそれぞれのPCパーツに届けるだけでしょ?

それだけであれば重要なパーツでなかったかもしれませんね。

まず、電源ユニットは家庭用のコンセントの電流をパソコンに適した形に変換して供給してくれます。

家庭用コンセントからの電気は交流ですが、パソコンには直流が必要です。

そして、コンセントから電気を得るために交流→直流へ変換してくれるのが電源ユニットなのです。

また、家庭用コンセントから供給される電力はそこまで安定したものではありません。

家の電気をほとんどPCに使用しているならいざ知らず、ほとんどの人は冷蔵庫やクーラーなど他の家電製品を使うと思います。

そうすることでPC以外に電力が奪われ、電源出力が減ってしまいます。このせいでPCの電力は不安定になってしまいます。

ここで頑張るのが電源ユニットです。

電源ユニットはこの電力の出力変動を受け止め、パソコンに安定した電力を供給します。

また、急に停電が発生した時、パソコンに悪影響を与えないような作りにもなっています。

覇王
覇王

性能を感じることはなかなかできないけど、実は裏で安定動作させるために頑張ってたんだ泣

パソコンが故障する原因のトップは電源ユニットとも言われるほど、とても重要なパーツです。

以上のことから、PCにおいて電源は重要と言えるのです。

本題:電源ユニットの選び方!!

これから本題の電源ユニットの選び方へ入っていきます。

結論を急ぐと、主な選び方は

・電源容量

・効率

・大きさ

・冷却

・冷却ファン

・電解コンデンサ

です。細かい解説はこれからしていきます!

1.電源容量

電源容量とは、電源ユニットが供給できる最大電力量のことです。

まずはここを見ましょう。といっても電源容量を見ずに買う人はいないと思いますが。

ただし、

覇王
覇王

自分のPCスペックに最適な電源容量ってどれくらい~?

って人は多いでしょう。

目安として、あなたが使うPCの普段の消費電力を調べて、その2倍となる電源ユニットを買いましょう。

例:PCの消費電力が500W → 1000Wの電源ユニットを買う!

覇王
覇王

なんで2倍?

電源ユニットの寿命に関係してくるからです。

 10℃2倍則(アレニウスの式)というものが存在します。(詳しくは自分で調べてください)

簡単に言うと、温度が10℃上昇すればコンデンサの寿命は半分になる方程式です。

Hot Test Results – Cooler Master V1200 Platinum Power Supply Review (anandtech.com)

Cooler master V1200における温度のテスト。オレンジの線が排気された空気の温度。

コンデンサそのものの温度ではないですが、負荷が50%と100%では5℃程違います。

なので寿命の観点から2倍の電源容量が理想的なのです。(電気の変換効率も50%辺りが一番良いが、微々たる差です。)

覇王
覇王

じゃあ逆に電源容量を過剰に積むのは大丈夫?

電源容量が過剰である場合、理論上変換効率が下がって無駄な消費電力が生まれるとされていますが、あまり目に見えるほどの変化がないので特に問題はないと思います。(何か重大な問題がある場合ぜひコメントで教えていただけるとありがたいです。)

覇王
覇王

そうだ!そもそも自分のPCスペックでどれくらいの消費電力になっているのか分からないんだけど?

そんな人のために、詳細なPCスペックから大まかな消費電力を計算してくれるサイトを紹介します。

Power Supply Calculator – PSU Calculator | OuterVision

少し高めな消費電力に計算されますが、大雑把な把握としてはまあいいんじゃないですかね。

また、電源容量をケチるとGPUのPCIeコネクタが足りなくなることがあります。

最近のハイエンドグラボは8pinが3つありますからね。

いずれはこれが標準になりそう。

2.変換効率

お次は変換効率です。

自作PCを嗜むものならこの画像は見たことがあるでしょう。

Selo 80 Plus: Saiba tudo sobre a certificação para fontes de alimentação (mobilebit.com.br)

上の画像では右に行くほど高効率です。

覇王
覇王

そもそも効率って何のこと?????

簡単に言うと、どれだけ無駄なく電気を供給できるかという性能です。

今回の例では変換効率80%で説明します。

①PC君が、処理をするために100Wを要求しました。

②すると電源君はコンセントから120Wの電気を取ってきます。

そして20W(100Wの20%)が熱になります。

つまり、変換効率が良いほど無駄な消費電力が減り、熱も減るため電源ユニットの寿命が延びることに繋がるのです。

3.大きさ

電源ユニットには様々な大きさがあります。

形状奥行高さ横幅
ATX140mm~86mm150mm
SFX-L100mm~63.5mm125mm
SFX100mm63.5mm125mm

目にする電源の大きさはこの3つです。

ほとんどのPCケースでATXの電源ユニットに対応していますが、時々未対応なものもありますので油断しないようにしましょう。

こんなmicro ATXケースや、電源ユニットを天井に置くタイプの購入をお考えの方はよく見るべきです。

4.冷却

覇王
覇王

割と重要な項目でゲス

冷却ファンは電源ユニットを冷やす大事なパーツ。

ここがダメだとうるさかったり、寿命が短くなります。

冷却ファンの種類とおすすめ度を紹介していきます。

ノーマルタイプ

3 out of 5 stars (3 / 5)

ずっとファンが回転し、内部の温度が上がると回転数も上がる普通の動作です。

負荷が低く、冷えている時でもファンは回転するので騒音の原因になるかもしれません。

セミファンレス

4 out of 5 stars (4 / 5)

負荷率や温度が低いとファンが停止するといったもの。

ファンが止まる為、静穏性に優れます。

しかし注意点もあります。

例えばCORSAIRの電源ですが、画像にもある通り負荷率でファンの回転数を決めています。

もしあなたのPCがエアフロー最悪で、低負荷時でも高温になりやすい場合かなり危険な電源ユニットになります。

エアフローがしっかりしているなら問題はないと思いますが、少しでも自信が無ければ温度で回転数を決める電源ユニットを買いましょう。

上の画像はSuper Flower LEADEX III GOLD 850Wです。

内部温度が42~48℃でファンが始動、逆に27~33℃でファンが停止する優れもの。

ファンレス

4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

ファンがありません。なので絶対的な静穏性です。

しかし何と言っても高い!!高すぎる!!お金に糸目を付けない人向け!!

ファン無しでも高負荷時に温度を許容範囲まで抑えられるようにしてある化物設計なのは分かるのですが、どうしてもコスパを考えてしまいます。

結局、どのタイプがおすすめ?

なんだかんだ無難なノーマルです。

少しでも静かなPCにしたいって方にはセミファンレスで、しっかりエアフローや設計を見て選びましょう。

5.冷却ファン

ここもかなり重要な項目です。

ファンの種類によって寿命が10倍違うことがあります。

ファンが壊れると電源自体も冷やせなくなって壊れてしまうので重視すべきです。

スリーブベアリングファン

5000円前後の安価な電源は基本これです。

とても安く生産でき、おまけで静穏性にも優れます。

その代わり寿命は短めで、大体3万時間(3.5年くらい)とされています。

さらに、高温な環境で使用する場合は潤滑油が蒸発する速度が上がるので、もっと寿命は短くなります。

ダブルボールベアリングファン

そこそこの価格で採用されているファン。

寿命は5万時間(6年くらい)とだいぶ長めに設計されています。

高温にも強く、寿命に関しては長けているのですが、摩擦が多いのでスリーブベアリングファンに比べノイズが多い欠点が存在します。

流体動圧軸受ファン(FDB)

1万円を超える電源によく採用されている最強ファンです。

寿命は30万時間とスリーブベアリングファンの10倍!!

潤滑油の動圧を使ったものなので、静穏性にも優れます。

どれがおすすめ?

やはりFDBファンでしょう。

長く使うならこれ一択です。

1,2年サイクルでパーツ総取り換えする方ならスリーブベアリングファンでもいいかもしれません。

6.電解コンデンサ

最重要項目。

ここがダメだとファンが良くても寿命は短くなります。さらにブルスクを吐いたりとPCの安定性に直結する部分となっています。

覇王
覇王

コンデンサなんて分からない。どうやって選ぶの?

日本製のものを選びましょう。

実は日本のコンデンサは世界で一番品質がいいのです。

Cooler Master V1200のページ

日本製コンデンサを使用している場合ホームページで思いっきり謳っているのでわかりやすいと思います。

7.念のため…ケーブルの長さもチェックしておくといいかも

たま~に、ケーブルが届かないって人が現れます。

心配な方は一応確認しておいたほうがいいかもしれません。

まとめ

今回は電源についてまとめさせていただきました。

私の理想としては

電源容量・・・PCの普段の消費電力x2

変換効率・・・80 PLUS PLATINUM

冷却・・・セミファンレス

冷却ファン・・・FDB

コンデンサ・・・日本一択

です!!

皆さんも電源の重要性について、油断しないように!!

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